複数車線の交差点での右左折方法|交差点の通行方法の豆知識
49・複数車線の交差点での右左折方法|ちょっとした運転の豆知識
複数車線の交差点での右左折方法、他の車両など周囲に意思が伝わる右左折をしていますか?
周囲に意思が伝わりやすい複数車線の交差点での右左折方法について解説しています。
- ちょっとした運転の豆知識HOME >
- 49・複数車線の交差点での右左折方法
複数車線の交差点での右左折方法
少しでも運転できるように、少しでも運転に慣れるように、運転の練習をなさっているペーパードライバー・運転初心者の皆さん
運転の練習中またはお一人で運転している際に・・・
- 歩行者や自転車の突拍子もない動向
- 狭い道路での行き違い
- 見落としや見間違いによる急ブレーキや急ハンドル
などなど、危険な思いや不安な思いをされることもあると思います。
狭い道路!!
突拍子もない自転車の動き
また、他車からのクラクションや割り込みなど、交通社会の洗礼を浴び怖い思いをされることもあると思います。
10年選手・20年選手のベテランドライバーも最初は皆様と同じように、危険な思いや怖い思いなどを経験して今に至っています。
それらの経験が、皆様のこれからの運転の糧となり、危険に対する予測や他の交通への読み取り、周囲への気配りや目配りなど養われていきます。
ドシドシ運転なさって、ドシドシ色々な経験を積まれて、運転テクニックだけでなく防衛運転を身につけていきましょう!
防衛運転
道路を走行している運転者の中には、脇見や見落としなどによる操作ミスをしたり、無謀な運転や乱暴な運転をする運転者も少なからずいます。
事故やトラブルに巻き込まれないように・・・
- 自分の意思を伝える
- 危険を予測する
- 感情的にならない
- 譲り合う気持ちを持つ
などの自分自身を守る運転を【防衛運転】といいます。
その中で今回は、自分の意思を伝えるということで「複数(多)車線の交差点での右左折方法」です。
質問です
複数(多)車線の交差点で右左折する際、ご自分の意思を周囲に伝えられていますか?
「ご自分の意思を周囲に伝えられていますか?」って・・・おかしなこと聞くよね?
右左折する時って、右左折のウインカー合図出してるじゃん!
ウインカー合図で「右折するよ」「左折するよ」って意思が伝わってるじゃん!
右左折する時にウインカー合図出してないとでも言いたいのか?
どうして「複数(多)車線の交差点で右左折する際、ご自分の意志が周囲に伝えられていますか?」っつう訳の分からないこと聞いてくるんだろうね?
まったくよ~・・・訳が分かんないぜ!
なんて・・・(汗)
なんて、なんて・・・(汗、汗)
・・・思っていませんか?(大汗)
え?思っているですってぇ?!
そ、そ、そ、そんなぁ~(泣)
そ、そんなこと思わないで・・・
ちょ、ちょっとだけ続きをお読み下さい。
ちょっと続きをお読みいただくと、先の質問の真意がお分かりになりますから・・・
・・・続きをどうぞ。
単路の交差点で右折の場合
上記イラストAの矢印のような、走行位置で右折するのが一般的だと思います。
右折のウインカー合図を出して、中央線寄りにしているので周囲に意思が伝わります。
どちらの通行帯に入りたいのか、周囲からすると分かりにくい右折方法
ですが、上記のイラストBのような複数(多)車線の交差点では、イラストのような赤色矢印の走行位置で右折する車両がよく見られます。
どちらの通行帯(車線)に進入するのか他の車両に意思が伝わりにくいため、後続の右折車両をふらつかせるなどの影響がでてしまします。
また、赤色矢印の進入経路だと第二通行帯(右側車線)に進入するものと誤解される恐れもあり、第一通行帯(左側車線)に進入しようとする後続の右折車両に急ブレーキを踏ませるなど、事故を誘発させてしまことになります。
※ちなみに・・・
上記のような赤色矢印の走行は、試験場の技能試験や教習所の技能検定では減点、または挙動によっては中止となる場合もあります。
試験場で技能試験や教習所で技能検定を控えている方は、通行帯を跨いだまま走行したり、大きくふらつかないようにしましょう。
複数(多)車線の交差点で右折の場合
どちらの通行帯に入りたいのか、周囲の交通に分かるような右折をしましょう
上記のイラストCの矢印のように、どちらの通行帯(車線)に進入するのか周囲に意思が伝わる走行位置で右折してみましょう。
第一通行帯(左側車線)に進入する場合は、青矢印のように大回りに右折し、第二通行帯(右側車線)に進入する場合は緑矢印のように小回りに右折すると周囲に意思が伝わりやすくなります。
どちらの通行帯(車線)に進入するのか、後続の右折車両に意思が伝わりやすく事故の誘発など未然に防ぐことができます。
左折も同様に・・・
どちらの通行帯に入りたいのか、周囲からすると分かりにくい左折方法
上記のイラストDの赤矢印の走行位置で左折すると、どちらの通行帯(車線)に進入するのか他の車両に意思が伝わりにくいため、後続の左折車両をふらつかせるなどの影響を及ぼしてしまう恐れがあります。
また、赤色矢印の進入経路だと第一通行帯(左側車線)に進入するものと誤解される恐れもあり、第二通行帯(右側車線)に進入しようとする後続の左折車両に急ブレーキを踏ませるなど、事故を誘発させてしまことになります。
※ちなみに・・・
上記のような赤色矢印の走行は、試験場の技能試験や教習所の技能検定では減点、または挙動によっては中止となる場合もあります。
試験場で技能試験や教習所で技能検定を控えている方は、通行帯を跨いだまま走行したり、大きくふらつかないようにしましょう。
複数(多)車線の交差点で左折の場合
どちらの通行帯に入りたいのか、周囲の交通に分かるような左折をしましょう
上記のイラストEの矢印のように、どちらの通行帯(車線)に進入するのか周囲に意思が伝わる走行位置で左折してみましょう。
第一通行帯(左側車線)に進入する場合は青矢印のように小回りに左折し、第二通行帯(右側車線)に進入する場合は緑矢印のように大回りに左折すると周囲に意思が伝わりやすくなります。
どちらの通行帯(車線)に進入するのか、後続の左折車両や対向してくる右折車両に意思が伝わりやすく、事故の誘発など未然に防ぐことができます。
また、複数(多)車線の交差点で右左折する場合は、ある程度どちらの通行帯(車線)に進入するか決めておきましょう。
どちらの通行帯(車線)に進入しようか迷いながら右左折すると、自車がふらつくだけでなく他の車両をもふらつかせることにもなります。
駐車車両など障害物が存在するなどアクシデントもありますが、右左折する前に進入する通行帯(車線)を選択しておくと、周囲に意思が伝わりやすい走行位置を作ることができますよ。
複数(多)車線の交差点では、上記のイラストのように他の車両など周囲に意思が伝わる右左折をしてみましょう。
ご自分でも・・・
- 周囲に意思が伝わってるじゃん!
- 右左折しやすいじゃん!!
ってことが実感できると思いますよ~。
【49・複数車線の交差点での右左折方法】と併せて読みたい運転の豆知識
【49・複数車線の交差点での右左折方法】と併せて交差点の通行で活用下さい。
4・ウインカー合図の車両に注意 7・右折待ちのポイント3つの確認 10・交差点が渋滞時の運転 11・交差点の右折と左折の速度 20・信号の変わり目を予測する 32・右左折時のふらつき 42・交差点右折の待ちかた 43・セパレート(矢印)信号右折の待ちかた